【小説】東京テルマエ学園 第3章 20話「父親の過去」中編

沈黙を破ったのはアキだった。

「ねえおばあちゃん、夏雄って誰のこと?」

「誰ってあんた……!」

何を言っているのかと目を剥いたおばあちゃんは、ふいに言葉を飲み込む。そういえば、と記憶を巡らせ、納得したように頷いた。

「……そうだね、あんたは小さかったから覚えてないのも無理はないか。そこにいる夏雄は、あんたの父親だよ」

「父親……ってお父さん!? 出稼ぎに行ったきり戻ってこなかった……っていうか寮長が……ええ!?」

思いがけない言葉にアキも飛び上がって、おばあちゃんと寮長を交互に見る。寮長は困惑に顔を歪めたまま首を振った。

「あの、すみません。私は高木と申します。お婆さま、どなたかとお間違えでは……?」

「バカ言うんじゃないよ! このあたしがあんたの顔を見間違えるわけないだろ! ――アキ、あたしの財布貸しな」

おばあちゃんは財布を開くと、中から古ぼけたポラロイド写真を取り出した。そこにはまだ赤ん坊のアキを抱っこする若い女性、女性の肩を抱く男性。それからハルおばあちゃんが写っていた。

おばあちゃんの指はまだ若い男性を差す。幸せそうに顔を綻ばせる男性は寮長とは全く姿が違うが、顔だけをよく見れば寮長だと気付けるほど似ていた。

「わ、この赤ちゃんってわたし? ってことは、この若い二人がお父さんとお母さんで、これがおばあちゃん? わかーい!」

「これは……」

「他人の空似どころじゃないだろ。あんた本人だよこれは。なんで今、高木って名乗ってるかは知らないがね」

まるでお守りのように大事に持ち歩いていたらしい草臥れたポラロイド写真を、寮長は食い入るように見つめている。

「おばあちゃん、家族写真をずっとお財布に入れて持っててくれたの? うふふ、うれし~」

おばあちゃんが自分たち家族を大事に思ってくれていたことを知って、アキは照れたように笑った。大人が大事な話をしているというのに本当に暢気な子だね、とおばあちゃんはため息をつく。

「……この写真、知っているような気がします」

「当たり前だろ、あんた本人なんだから」

「だけど、思い出せない……」

毒づくおばあちゃんに苦笑しながら、寮長は佇まいを直した。

「仰るとおり、高木勇作は偽名です。それはお婆さまを欺こうといった意図ではなく、……私には記憶が無いからなのです」

「記憶がない?」

「ええ、記憶喪失といった方がわかりやすいでしょうか。私の記憶は、数年前都内の病院の病室で白い天井を見上げたところからしかありません」

突然の告白におばあちゃんはぱくりと口を空け、けれど言葉は出てこない。信じられないと言いたげに首を振るおばあちゃんは、ふと思い至って顔を上げる。

「記憶喪失ってことは事故か何かかい? 怪我は? 体に何か残ったりは?」

「交通事故らしいですよ。頭を強く打ったことでいろいろと検査はされましたが、記憶以外は軽い外傷で済みました。不幸中の幸いといったところでしょうが、記憶のない私にはそれさえも不幸でしたね」

心配そうなおばあちゃんから顔を背け、寮長は病室の窓の外へと視線を向けた。本当に苦労したのだろう、あまりその時の事を話したくないようだ。察して、おばあちゃんは黙り込む。

「まあ、今はテルマエ学園の寮長を任せてもらうまでになりました。記憶なんて無くとも案外やっていけるものだと実感しましたよ」

にこりと笑ってみせる寮長の笑顔は痛々しくて、おばあちゃんは顔を歪めた。

「……そうかい」

彼がいなくなりアキと二人残されて、いつか帰ってくると信じて待っていた自身を思い返す。アキなんて、父親の顔すら覚えていなかったとは。

事故さえなければ、アキは両親がいないことで苦しむこともなく、おばあちゃんも息子のいない喪失感を抱かなくて済んだはずだ。寮長も記憶がなくて大変な思いをせずに済んだだろう。寮長を轢いた加害者を恨めしく思う。

「だけどねぇ、あんたが生きてここにいるだけで、あたしは満足だよ」

それでも、また生きて再会できたことに言い表せないほどの喜びを感じている。彼が消えて十数年、もはや自身が生きている間には会えないかもしれないと覚悟するくらいには長い年月だった。

帰ってこない息子を今日こそはと待っていた最初の数年が、一番苦しかった。親を求めて泣くアキを抱きしめて、寂しさを心配を押し隠して旅館を守り続けてきた。

もしや生きていないのではと疑い始めたときも、辛かった。近所の人に、息子が死んだ前提で話しかけてくるのを「息子は生きてるよ!」と怒って返す自身を可哀想な目で見られていたこともあった。

守り続けた旅館のそこかしこに息子の残した痕跡があり、時が経つにつれ、それが消えていくのが恐ろしかった。

十年以上経って、ようやく覚悟ができたのだ。自身が生きている間には会えない覚悟が。息子に会えるのは、自身が死んで天国とやらに行ったときなのだと。諦めた、というのに近いかもしれない。

一度は生存を諦めてしまった息子が、生きてここにいる。こんな喜びが、こんな幸せがあるだろうか。記憶は無くとも、彼はおばあちゃんの可愛い息子だ。生きていてくれるだけで、いい。

気丈にもお婆ちゃんは目に浮かんだ涙を流すことはなく、ティッシュで豪快に鼻をかんだだけに留めた。

しかし、生存を喜んでくれるおばあちゃんに対しても何の感情も浮かんで来ず、寮長は黙っておばあちゃんを見つめることしかできない。そんな自分が歯がゆいと、記憶を無くして初めて寮長は思う。

重い空気に、さすがのアキも口を閉ざして二人の様子を窺っていたのだが、ふいに扉がノックされて空気が緩んだ。顔を出したのは静江だ。

「お話し中ごめんなさいね。アキさん、タクシーが見えましたよ」

「あ、はーい!」

静江の言葉に、黙ってポラロイド写真を元に戻し、おばあちゃんがアキに財布を差し出す。

「そうだ、あんたも行ってみな。家の周辺でも散策しといで。記憶ってのは引き出しみたいなもんだ、ちょっとしたことで開くかもしれんからね」

「私もですか? しかし……」

「あんたの部屋もそのままだ。思い出せとは言わないよ、自分がかつて使ってた物でしっくり来る物とかあるだろうさ。必要なら持ってっていいから。アキ、つまめるもの忘れるんじゃないよ」

「はーい」

困った顔をする寮長の腕をひいて、アキも「行こう」と促した。おばあちゃんはこうと決めたら頑固なのだ。

大人しくついてくる寮長とタクシーに乗り込んで、アキは実家に向かった。寮長は言葉少なげに窓から流れていく景色を見つめていた。覗き込んだ表情はあまりに真剣で、アキも話しかけるのを戸惑うほどだ。

そうでなくとも、アキは寮長に対して何を話せばいいかわからない。おばあちゃんは寮長をアキの父親だと言っていたけれど、寮長にはその記憶はない。ということは、父親であって、父親ではないということだ。

幼い頃に出稼ぎに行ったまま連絡一つ寄越すことなく消えた父親は死んだお母さんと同じで、アキの中では存在しない人になっていた。それなのに寮長が実はアキの父親だったと聞いてもぴんとこない。隣にいるのは、父親ではなく、テルマエ学園の寮長だとしか思えない。

記憶を無くした寮長もおばあちゃんの話を聞いて困惑しただろうが、アキだってそうだ。寮長に対してどういう態度で接したらいいのか、何を話せばいいのか全くわからない。

考えていると、あっという間に実家に着いた。タクシーから降りた寮長は温水旅館をじっと見上げる。

「ああ、この家……」

「見覚えあります?」

「この家、知っている気がするよ。何となくだけれど」

寮長の言葉にどう返していいものか小首を傾げて悩んだアキは、まあいいかと返事をしないまま旅館の裏口に回る。旅館の正面玄関はお客さんの入口であって、アキ達家族は裏口が玄関だ。

裏口の鍵を開け、中に入る。「好きに見てくださいね」と寮長に声をかけ、アキはおばあちゃんの部屋へ向かい、必要な物の準備をする。

パジャマやタオル、カーディガンなどの羽織物、旅行に持っていくような歯磨きセットにお風呂セット、それからティッシュやスリッパなど、アキはぱたぱたと小走りで住居スペースから必要なものを集めていく。

そういえば旅行バッグはあっただろうかと思い至って納戸を開ける。奥にあった、アキが修学旅行で使った旅行用カートを引っ張り出して軽く表面を拭いた。自分の物だと分かりやすいショッキングピンクのカートだが、これでいいだろう。

「本とかもあった方がいいよね」

ずっと横になっているだけでは退屈だろうと、おばあちゃんの部屋のちゃぶ台に置いてあった本もカートに入れた。

「それから、おせんべあったかなぁ~」

キッチンの戸棚をのぞくと封の切られていない羊羹とかりんとうがあったので、少し悩んでかりんとうを手に取った。カートにつめて、他に入れ忘れはないか書類と睨めっこする。ついでにシンクに残されていた急須と湯呑も洗っておいた。

入院セットをつめこんだカートを引いて、寮長を探す。客室の方へ足を向けると、寮長は縁側から庭を見つめていた。しんと静まり返った旅館にアキの足音だけが響き、寮長が振り返る。

「何か思い出せました?」

「いや……なんて言ったらいいだろう。見たことがあるような気がするんだけど気のせいかもしれないような、曖昧な感じがするんだ」

「あ、ちょっと分かります! わたしもよく忘れ物してて、何か忘れてる気がするんだけどそれが何だかわからないって感じですよね!」

「……うん、ちょっと違うかな」

「あれ?」

相変わらずトンチンカンなことを言うアキに苦笑して、寮長は「もういいのかい?」と尋ねた。自信満々に頷いたアキだが、少し思案した寮長に「携帯電話の充電器は持ったかい?」と聞かれて慌てておばあちゃんの部屋へ走っていった。

しょうがない子だな、とアキの背中を見送っていた寮長の視界で、その後ろ姿がふいに小さな子どもの背中と重なった。いつかもこうして、小さな女の子の背を見送ったことがあるような。

一瞬で消えてしまった子どもの背中を追い求めるように、寮長はアキが戻ってくるまで動けなかった。

「すみませーん、とってきましたー! って、寮長どうしたんですかぼうっとして?」

「うん……何か思い出せそうだったんだけど……」

カラカラとカートを引いて戻ってきたアキは不思議そうに寮長の顔を覗き込む。視線は合わず、ぼうっと、何かを求めるように廊下の向こうを見つめる寮長にアキも一緒になって難しい顔をしたが、ふとまた住居スペースへと走っていく。すぐに戻ってきたアキの手には葡萄が乗っていた。

「頭を使うときには甘いものがいいんですよ! おばあちゃんは病院だし、傷んじゃうので食べちゃいましょう!」

何かを言う前に葡萄を口に押し込まれて寮長は目を見開いたが、アキの優しさなのだと気づいて目尻を和らげた。アキは縁側の窓を開け、外に足を投げ出すように腰を下ろす。アキに倣って腰を下ろした寮長は、口の中に広がる甘味を感じながらあまり広くない庭を眺めた。

年季の入った庭一面に広がる白い玉砂利は波のような模様が描かれ、飛び石とのバランスが美しい。庭を囲うように植えられている紅葉はちらほらと色づき始め、ひと月も経たないうちに真っ赤に染まるだろう。

「綺麗な庭だね」

「ありがとうございます! でも砂利ってなんだか触りたくなりません? わたし小さい頃しょっちゅう砂利を触って模様をぐちゃぐちゃにしちゃって怒られてました」

えへへ、と照れくさそうに笑うアキの言葉に、一瞬脳裏によぎった光景。小さな女の子がきゃっきゃと砂利の上を走り回り、まるで水遊びをするように砂利を掬い投げ、年配の女性に怒られて泣いている。すぐさまかき消えたそれは、失った記憶なのか寮長の想像なのかわからなかった。

「……アキさんは、小さな頃から活発だったんですね」

思いついた光景のとおりに口にしてみるが、アキはいやいやと手を振った。

「泣いてばっかりで大人しい子でしたよ。小さい頃を思い出しても、何かにつけ泣いてる記憶しかないです。本当泣き虫で、よくおばあちゃんを困らせてました」

「そうなんですか?」

アキの言葉で、先ほどよぎった光景は記憶ではなく自身の想像だったのだと気づいたが、それでもアキが泣いてばかりの女の子だったとは納得できず、そんな自分に困惑した。

本人が泣き虫だったと言っているのだからそうなのだろうと受け止める自分と、いいやそんなことはないはずだと納得できない自分。根拠もないのになぜ納得できないのかともやもやする。

「あなたはたくさん笑っていたのだろうと、思っていました」

自身の口からこぼれ出た言葉が、すとんと胸に落ちていった。そうだ、学園ではアキはよく笑っていたから小さい頃も同じように笑っていたはずだと思ったのか。寮長はようやく自身の考えが腑に落ちた。

けれどアキは困ったように庭へ視線をうつす。

「たくさん泣きました。さみしくてさみしくて仕方なくて……小さい頃の話ですけどね!」

作ったように笑うアキの顔を見て、寮長はなぜだかぐっと胸が苦しくなった。

「アキさんのお母様は……」

「お母さんは病気で死んじゃいました。わたしが2歳とか3歳の頃かなぁ。物心つく前だったのでお母さんとの思い出って無いんですよね。あっでも顔はわかりますよ、アルバムに赤ちゃんのわたしと一緒に写ってる写真がたくさんありましたし! ……でも、お父さんの写真はほとんど無かったんですよねぇ」

写真に写るの嫌だったのかなぁ。ぽつんと落ちた言葉に、寮長はいいえと首を振った。

「お父様はアキさんとお母様をそれは愛しておられたんでしょうね」

「え、どうしてですか?」

「アルバムにたくさん、お二人の写真があったんでしょう? なら、お二人を撮影していたのは誰なんでしょうね?」

写真を撮るには被写体と、撮影する人が必要だ。アキとその母親が二人で写っていたのなら撮影していたのは父親だろうと想像できる。もちろんおばあちゃんの可能性もあるが、寮長は撮影者は父親だと不思議な確信があった。それに写真がたくさんあったのなら、それはそのまま父親の愛情故だろう。

「……そっか」

思いつきもしなかったアキは寮長の言葉に、今まで心の奥に押し込めていた寂しさがほんの少し消えた気がした。アルバムにあった数々の写真はお父さんからの愛情のしるし。アキはちゃんと、お母さんとお父さんから愛されていたのだ。

「そっかぁ」

じわりと浮かぶ涙をごまかすように、アキは葡萄を口に入れる。甘い甘いそれは、お母さんの笑顔を思い出させた。

ぐすんと鼻を鳴らすアキの頭へ無意識に腕を伸ばしていた寮長は、ふいに庭の木の枝が揺れ、葉が擦れ合う音に顔を上げた。つられてアキも顔を上げる。視線の先には一頭のニホンザルが太い枝の上に座ってこちらを見ていた。

「猿……?」

ふわふわの毛並みを揺らしながら猿はするすると木から降り、玉砂利の端を通ってアキ達の方へ近づいてくる。寮長の頭にニホンザルから危害を加えられたという新聞記事が甦って、寮長は慌てて立ち上がり、アキを背に庇った。

「アキさん、急いで窓を閉めて部屋の中に、」

「タロ!」

「え?」

後ろから嬉しそうな声が上がったかと思えば、アキは両手を広げてニホンザルへと走っていった。アキの顔を見たニホンザルも「キッ」と一声鳴いてアキの胸元へ飛び込む。

「タロ久しぶり!」

危なげなく受け止めたアキは嬉しそうにニホンザルへ頬ずりした。

「ええと……お知り合い? ですか?」

「猿のタロです! 小さい頃からのお友達なんです!」

寮長の困惑した様子なんてちっとも気づかず、先ほどの涙はどこへやら、すっかり元気になったアキはタロをぎゅっと抱きしめる。タロもまるで子猿が母猿へくっつくかのようにアキへしがみついている。

「ちょこちょこ帰ってきてたけど、タロとはあんまり会えなかったもんねぇ。元気にしてた?」

「キキッ」

「そっかそっか! 花子たちもみんな元気なら良かったよ~わたしも元気! でもね、おばあちゃんが骨折しちゃって……」

「キッ、キキッ」

「手術したら治るんだって、だから大丈夫だよ!」

「キーッキィッ」

「うんうん、おばあちゃんにタロが言ってたって伝えておくね!」

仲睦まじく抱き合う二人に一度は驚いたものの、その姿が驚くほどしっくりきて寮長は首を傾げる。猿がアキを襲うこともなさそうだと縁側に再び腰を下ろして二人を眺めていたら、ふいに小さな女の子と小さな猿が同じように抱き合っている姿が重なった。

『みて、おさるさん!』

拙い言葉で嬉しそうに抱いた子猿を見せに来る小さな女の子はアキに似ている。自身の隣を通り過ぎた若い女性が、膝をついて少女と視線を合わせた。

『可愛いお猿さんね。アキと同じで、赤ちゃんだわ』

『アキ、あかちゃんじゃないよ! おねえさん!』

『ふふ、そうだったわね』

微笑み合う二人の面影はそっくりで、胸がきゅうっとしめつけられるような痛みを覚えた。なのに心は幸せで震える。もう還らない大切な日々を、ここで、この旅館で過ごしたことをようやく思い出した。

ああ、なぜ忘れたままでいられたのだろう。この宝物を絶対に守ると誓ったはずなのに。

大切な人を喪った痛みまでもが甦り、幸せな記憶と苦しみで喉がぐぅっと鳴った。目頭が熱い。胸が、苦しい。はくりと動いた唇が呼んだのは、喪った愛しい人の名前。

あまりの辛さに、両手で顔を覆った。

「寮長? どうしたんですか、大丈夫ですか!?」

慌てたように近寄ってきたアキの声に、腹で渦巻く熱が増した。アキの声は、母親によく似ていた。

「寮長!」

『夏雄さん』

重なった愛しい人の声。もう二度と聞くことのできない声。

愛していた、愛していたんだ。床に伏した彼女に連れて行ってくれと泣き縋るほどに。

なぜ忘れたままでいられたのか。愛しい人を、愛しい人の忘れ形見を。こんなにも愛しくてたまらないのに。

思わず伸ばしてしまった腕を、アキは嫌がることなく受け入れた。アキからすれば父親ではなく学校の寮長だというのに、嫌がることなく、むしろこちらの身を案じて必死に「大丈夫ですか!?」と呼びかけてくれる。その温かさに、優しさに、愛しさに涙が溢れた。

いつかの白い天井を見上げた日からぽっかりと空いていた胸の穴が、ようやく幸せで埋まった。

つづく